噂の東京マガジンの名物コーナーの一つとなっているのが、
「平成の常識・やって!TRY(とーらい)」です。
2/15放送分では「肉豆腐」が紹介されていました。

やって!TRYを見ていていつも思うのが、
これ、本当に平成の常識って言っていいの?
ということです。

気になるので検証してみたいと思います。



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肉豆腐ってどんな料理?

番組では「庶民の味ですよね」とフォローしながらも、おもいっきり
居酒屋定番メニュー
と言ってしまっています。

しかし、最初のTRY娘(料理を実践して番組の期待通り失敗する女性)は18歳の女子高生です。
おいおい、居酒屋メニューを未成年に作らせるのか!?
と思わずツッコんでしまいたくなります。

まあ、そこはあえて抑えた上で肉豆腐って何なのかを調べてみました。
この肉豆腐、実はWikipediaに載っていないんです。
そのため、肉豆腐の明確な定義ってないに等しいんですよね。

もちろん、東京マガジンでも語っている通り、
家庭でも作られている
ということも確かなのですが、
その家庭毎に当然肉豆腐の内容が違うということなんですよね。

まあ、大まかにいえば
味付けした出汁に豆腐メインで肉とネギを煮込んだ料理
というのが正しいところなんでしょうかね。

結果としてはこんな感じの料理となります。
リクエスト 肉豆腐!
リクエスト 肉豆腐! / Spiegel

噂の東京マガジンで紹介されたレシピと一般的な肉豆腐のレシピを比較してみた

明確な定義がないなら一般的な肉豆腐のレシピってないんじゃないの?
と思いきや、実はクックパッドなどの料理サイトを見ると結構肉豆腐のレシピが載っているんです。

ということで、クックパッドで一般的と思われる肉豆腐のレシピと噂の東京マガジンで紹介されたレシピを比較したいと思います。
ちなみに、前回と同様クックパッドのつくれぽの数が一番多いレシピを一般的なレシピとしました。

ということで今回クックパッドから厳選した肉豆腐のレシピはこちらです。
このレシピと噂の東京マガジン公式サイトで公開された肉豆腐のレシピを比較したいと思います。
ちなみに、今回肉豆腐を作るのは日本橋ゆかりの3代目野永 喜三夫さんです。

まずは材料の比較から。
こちらが噂の東京マガジンの肉豆腐の材料です。
豚ロース 400g
焼き豆腐 1丁
長ねぎ 1本
玉ねぎ 1個

【調味料】
  • 水 150g
  • お酒 150g
  • しょう油 75g(大さじ 5)
  • みりん 75g(大さじ 5)
  • 砂糖 30g

そしてこちらが「一般的な」肉豆腐の材料です。
牛肉薄切り 400g
長ねぎ 大2本
豆腐(木綿または焼き) 1丁
きのこ(しめじ、しいたけ等) 100g

【調味料】
  • 水 300g
  • 砂糖 60g(大さじ 4)
  • お酒 50cc
  • みりん 50cc
  • しょう油 90g(大さじ 6)
  • 顆粒和風だしの素 小さじ1
一般的な肉豆腐についてはすき焼き風としていることだけあり、お肉も牛肉を使ったりとちょっと豪華な印象がありますね。
逆に噂の東京マガジンの肉豆腐の材料は意外とシンプルで、
あれ、この材料でいいの?
とちょっとびっくりしました。

次に肉豆腐の実際の作り方ですが、微妙に異なっていました。

噂の東京マガジンの肉豆腐は火を付けない状態で青ネギを除く全ての材料を入れます。
ただし、材料を入れる順番というものが決まっていて、最初に入れるのは肉です。
これは肉を馴染ませるためとのこと。

そして、火をつける前にキッチンペーパーの真ん中に穴を空けて落し蓋のようにのせるという作業があります。
ただし、このキッチンペーパーは本来の落し蓋の役目のほかにもアク取りの手間を省く役割があるとか。
これは正直目からウロコでした。

そして、火力は全体的に弱めの中火。
大体以上のポイントを抑えれば噂の東京マガジンの肉豆腐が完成します。

一方、一般的な肉豆腐のレシピですが、先にねぎを入れて火をつけます。
こうすることでねぎのトロトロの食感が味わえるわけです。
もちろん、ねぎのシャキシャキ感を残したい場合は、後にねぎを入れることになります。
肉を入れて色が変わるくらいで豆腐を入れ、煮汁が少なくなるまで煮こんで最後にきのこを入れて火を通せば一般的な肉豆腐が完成します。
ちなみにこちらの火力は中火~強火です。

やはり、前回のエビチリとは違い、同じ肉豆腐でも異なる料理になってしまった感は否めません。

ただし、今回の噂の東京マガジンの肉豆腐に関して言えば、
特にプロの食材、プロの調理器具、プロの技を必要とするわけではなく、
シンプルな食材、手順で作れそうなレシピだったので、
一般常識の枠をはみ出してはいないと言えます。

肉豆腐は料理単品の名前でなく料理の種類と見なしたほうがよいんでしょうかね。
つまりは、
新しい肉豆腐のレパートリーが一つ増えた!
という結論でどうでしょうか?


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