1/25放送分のちびまる子ちゃんで主人公のさくらももこことまる子ちゃんのクラスメートの小杉太(以下、小杉君)の行動が問題となっているようです。
ネットの掲示板やTwitterでも小杉君に対する批判が殺到しているようです。
ここで紹介したいところなのですが、一部中傷に近い内容もあったため、ここでの掲載は差し控えさせていただきます。



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ちなみにお笑いコンビのブラックマヨネーズ(以下、ブラマヨ)にも小杉(小杉竜一)さんがいますよね。
一部の人はブラマヨの小杉さんと勘違いした人もいるらしく、ブラマヨの小杉さんにとってはいいとばっちりですよね。

ところで、小杉君って誰?

そんなあなたのために説明しますね。
小杉君の本名は題名の通り、小杉 太(こすぎ ふとし)です。
名前の通り(?)、太っています。

一言で言えば「食いしん坊」。
ただし、ただの「食いしん坊」ではなく、極度の食いしん坊です。
食べ物のことになると周りのことが見えなくなってしまうという困った点があります。

1/25放送分のちびまる子ちゃんでは、この小杉君の困った点がエスカレートしたことにより問題行動が今回の批判の原因となっています。

簡単に今回のお話をおさらいすると、
まる子ちゃんが同級生のたまちゃんに香川で買ったうどんのおみやげを渡しているのを小杉君が目撃する。

小杉君がまる子ちゃんに自分にもくれ、と要求するが小杉君の分は買ってないと断る。

小杉君はどうしてもうどんが欲しいあまり、まる子ちゃんの自宅まで付いてくる。

見るだけでいいからと小杉君がまる子ちゃんの自宅に上がりこむ。

小杉君がまる子ちゃんのお母さんの前でうどんが欲しいと泣き落とし。見事にうどんをゲット。

小杉君のお母さんがお詫びにまる子ちゃんの自宅にマグロを持参。

小杉君がお母さんに文句をいうが、逆に諭される。

色々と突っ込みどころはあるのですが、この話の内容に対する反響はあまりにも大きかったようです。
ちびまる子ちゃんの放送時間は18:00~18:30
ちょうど一家全員が揃って、TVを見られる時間帯ですよね。

中にはお父さんが激怒してしまい、その場でチャンネルを変えられたり、電源を切られてしまった家もあったとか。

ただ放送している側も何もお茶の間の雰囲気を悪くしたいという意図もないでしょうし、
何かを伝えたかったことは確かでしょう。

ということでちょっと考察してみたいと思います。

まず真っ先に思いつくのは「なんでも思い通りにいくと思ったら大間違いだ」。
なるほど、確かに一理ありますね。

しかし、もう少し掘り下げてみました。
それはこの話でのまる子ちゃんの父親のひろしさんの行動です。

このひろしさんの態度に関しても「大人げない」と批判されていました。
それは置いておいて、小杉君のお母さんがお詫びに来たときの行動を振り返ってみます。

小杉君のお母さんはうどんを返しに来てお詫びでマグロの刺し身を持ってきていました。
ところが、ひろしさんはマグロを見た途端にうどんを差し上げる代わりにお詫びのマグロだけ頂いています

ここで何か気が付きませんか?
実は小杉君は損したんじゃないか?と。

情けは人のためならず」という言葉があります。
もちろんこれは与える側の言葉なんですが、受け取る側でも同じことが言えるのではないでしょうか?

念のためですが「情けは人のためならず」の意味は「人への情けは人のためではなく自分に帰ってくる」と意味です。
これを逆に取れば「もらうことはそれと同様、またはそれ以上のものを失う」ということなのではないかと。

もちろん、人の好意を断れ、というつもりはありません
ただし、人に貰うことばかりを考えるといつの間にかそれ以上のものを失っているのではないか、ということをこのちびまる子ちゃんの小杉君の行動を見て思いました。

まあ、深読みしすぎかもしれませんけどね。

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